十年前、沈南星(シン・ナンセイ)は目の前で一つの惨劇を目撃した。母・沈三娘(シン・サンニャン)が庭の落ち桜を掃いただけのことで、国公家の嫡女・林書儀(リン・ショギ)の怒りを買い、飼い犬に噛み殺されてしまったのである。幼い南星が悲嘆に暮れ、無力感に打ちひしがれているまさにその時、林書儀はすぐに宮中に入り皇后となり、最も尊い女人となると知らされる。しかし林書儀は彼女すらも許さず、下人に命じて幼い南星を裏山へ引きずっていかせ、狼の餌にしようとした。
絶体絶命のその時、神秘的な人物が現れ、彼女を救い出すと共に、こう告げた。「これから余が、男を惑わす術を教えよう。宮中に入り、寵愛を争い、復讐を遂げるがよい」
こうして沈南星は、紅を刃と変え、林書儀の偽善の仮面を切り裂く道を歩み始める。亡き母の無念を晴らすため、宮廷の闇深くへと足を踏み入れるのであった――