北部の狼月氏族を束ねる狼王ロナンは 謎の脅威を調査中に毒を受け 氷雪の中で瀕死の状態に陥る そんな彼を救ったのは 家族に捨てられ世間から疎まれる5歳の人間の少女ミアだった ミアには万物の声を聞く才能があり ロナンの体内で毒が暴れる苦痛さえも感じ取ることができた 彼女の純真な優しさに触れ 孤独で冷え切っていた狼王は初めて家族の温かさを知る 家族を渇望するミアの心に打たれたロナンは 彼女を養女として狼月城へ連れ帰る しかし人間の子供が狼の群れに入ることは激しい反発を呼び 疑心暗鬼が渦巻く中で隠されていた権力闘争も表面化していく 逆境の中 ミアは危険を察知する力で雪崩を警告し 嘘を暴いて何度も群れを救い 狼月氏族の信頼を少しずつ勝ち取っていく 一方 ロナンの狼毒は日に日に悪化し 権力闘争は氏族を引き裂こうとしていた 迫り来る危機を前に かつて無力だったミアはその才能と真心で重傷の狼王を癒やし 狼族全体の運命を大きく変えていく