南国の第九皇子、葉雲(イエ・ユン)。
放蕩者のように振る舞い、酒と遊びに溺れる――それが世間の評価だった。
だが、それは仮の顔。
葉雲は母を奪った者への復讐を胸に、ひたすら牙を研いできた。
転機は、諸国が覇を競う武技大会。
そこで葉雲は実力を示し、国を脅かす騎馬民族の侵攻に立ち向かう。
そして戦いの裏で、宮廷に巣食う“毒”の気配を嗅ぎ取る。
皇貴妃による毒殺、君主暗殺、そして簒奪――。
国を揺るがす陰謀の全貌が明らかになる中、葉雲は剣を抜き、真相を暴き、仇を討つ。
復讐を果たした葉雲は「並肩王」に封じられ、
婚約者の徐脂雪(シュー・ジーシュエ)と結ばれる。
こうして、ひとりの皇子は伝説となった。