現代を生きる仲良しの親友ふたり。
ある日突然、敵国から政略結婚のために送り込まれた姉妹として、まったく別の世界で目を覚ます。
姉が嫁いだ先は、“戦の鬼”と恐れられる無愛想な瑞王。
妹の夫となったのは、女慣れしていて本心の見えない靖王。
警戒心むき出しの兄弟にとって、ふたりはあくまで疑わしい“よそ者”だった。
けれど、兄が切れ者の密偵だと疑う姉は、恋にも駆け引きにもまるで興味のない、ただ本が好きな不器用女子。
一方、弟が扱いやすいと思っていた妹は、人の心を読むのが得意な、ひと筋縄ではいかない恋愛上級者だった。
疑いから始まった結婚生活は、すれ違いと誤解の連続。
それでも少しずつ距離は縮まり、やがて兄弟の心は思わぬかたちで揺れ始める。
嘘から始まるふたつの結婚がたどり着く先は、策略か、それとも本物の恋か――