名家の姫君でありながら、その身分を隠して一人の書生に嫁いだ沈明曦(シェン・ミンシー)。
夫・謝文昭(シエ・ウェンジャオ)の才を信じ、陰ながら支え続けた彼女は、幾多の苦難を共に乗り越え、ついに夫を栄達の道へと送り出す。
ようやく穏やかな日々が訪れる――そう思われた矢先。
謝文昭はひとりの女を伴って帰ってくる。
恩人の娘だという柳憐月(リウ・リエンユエ)。
だが明曦は、その言葉の裏に隠された真実を見抜いていた。
長年連れ添った妻を顧みず、偽りに溺れていく夫。
ならば未練は持たない。
明曦は静かに筆を取り、自らの手で夫婦の縁に終止符を打つ。
裏切り、謀略、そして数々の中傷。
迫り来る悪意にも揺らぐことなく、明曦は真実を明らかにし、自らの誇りを守り抜いていく。
やがて栄華に酔った男はすべてを失い、明曦は過去に別れを告げ、新たな道を歩み始める。
これは、一人の女性が失われた人生を取り戻し、自らの力で未来を切り開いていく物語――。