「あれは、運命だと思った」
豪雨の夜。震える私を拾い上げた42歳の弁護士・ニック。
その裏の顔は、悪を裁く闇の仕置人。
「ここにいていい」その低い声と広い背中が、私の世界のすべてになった。
親子ほど離れた歳の差。ただ守られるだけの関係で満たされるはずもない。彼に触れたくて、彼のすべてを欲しがり、彼もまた、壊れるほどに私をむさぼった。——あの事実を知るまでは。
「この男が、私の父を殺した……?」
抱きしめる腕も、ささやく愛も、すべては罪の上に築かれた偽りの城。
復讐か、それでも狂愛への服従か。
罪と知りながらも、この身体は彼を拒めない。