山海楼の楼主呉良は、金に汚い悪徳商人に見えて、実は血を燃やして楼を守る男だった。
内通者の裏切りで獣の大群が押し寄せ、呉良は血脈を使い果たして瀕死に追い込まれる。命をつなぐため、彼は終末世界の硬貨を手に、五行の神物を探す旅に出た。
道中、阿茶と小白兎を救い、情報差と詐欺まがいの商才で神物を奪い、魔物狩りギルドまで出し抜いていく。しかしその一方で、彼自身が“食えば力を得られる特別な肉体”だと知られてしまう。
五行の神物を集めた先で、呉良は師匠が自分を“器”として育てていた真実を知る。万妖が城を囲む中、彼は神物を飲み込み、混沌と契約し、最後は商人の頭脳で師匠を反殺する。
神力を失った後も、彼は五行帳簿を手に山海楼を建て直す。そして万妖を前に叫ぶ。
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