鳳凰族唯一の生き残り・霊枢(リン・シュー)が降り立ったのは、九千年前。
目的はただひとつ——仙果を失ったせいで一族を破滅へ導いた張本人、曾祖母・糖糖(タンタン)の恋を止めること。
仙果を、昔の恋人である魔君・墨淵(モー・ユエン)に渡した愚かな女だと信じていたが、でも、違った。実際は恋のためじゃなく、桃花村の村人たちを救うために使われていた。
霊枢が過ちだと思っていたすべてが、ひっくり返る。
「彼女は、族に捨てられる覚悟で、人を生かしたのだ。ならば、私がこの身を灼いてでーー一族の運命を、変えてみせる。」