血月の群れの次期ルナとして、レイラ・ウィンストンは愛するアルファ、ルシアンとの番の儀に全てを捧げてきた。しかし、指輪を交わしたその瞬間、はぐれ狼の群れが襲来する。ルシアンは迷わず彼女を敵の腕に突き飛ばし、初恋の女セレーナを守りに走った。群れの面前で嬲られ、子宮を奪われたレイラ。さらに治療師が「子宮は救える」と告げたその時、ルシアンは自らの手で彼女の下腹を刺し貫く——全ては、セレーナの子狼だけを後継者にするための計画だった。全てを失い、物置小屋に幽閉されたレイラは、かつて贈った想い出の品々を燃やしながら、一つの決意を固める。あなたたちのせいで全てを失ったけど、もう二度と涙は流さない——。